【要望6】条件付き書式の範囲を変更したい
みなさん、こんにちは。
ようこそ、パソコン上達ラインへ。
生産技術課に寄せられた依頼に応えていきます。
その際にどのように解決したのか、記録を残します。
今後、同じような問題が発生したときは、参考にしてください。
では、早速始めていきましょう。
今回の依頼です。
宮城さんに引き継がれたデータは、要望3の依頼に応えたものです。
メンバーが増えたので、追加したのですが思った通りに動作しません。
今後も追加が予想されるので、適用方法を教えてほしい。
宮城さんに、今後もメンテしてもらえるように説明します。
色々と試しながら、データを追加してみてください。
要望3に応えた内容から、スタートします。
＜条件1＞「セルが空白時に色が付き、入力されたら色が消える」 ＜条件2＞「300分～500分」範囲外の数値はエラーとする
この二つの条件を満たすように作成しています。
作業者を二人追加しました。
このときの動きを見てみましょう。
この時点で、作業時間が空白ですが黄色にはなっていません。
＜条件1＞が正常に動作していないことがわかります。
また、＜条件2＞の確認用に数字を入力しても、
赤くならないためこちらも正常に動作していません。
２人追加した部分と既存の部分が、どのようになっているのか確認してみましょう。
追加部分の確認
追加した部分のセルを確認してみると、条件が入っていません。
これでは、正常に動作しません。
既存の部分の確認
既存の部分のセルを選択すると、条件があるので正常に動作することがわかります。
ということで、追加した二人分も、条件1と2が正常に動作するように変更します。
変更の手順は、このようになります。
条件適用範囲の確認
まず、条件が適用されている範囲の確認をします。
先ほど、既存部分は条件が適用されていたので、そのようになっているか確認します。
条件1と2で適用範囲が、”=$C$4:$C$9”となっています。
この内容を分解して確認してみます。
“=”は、セルに式や条件を適用するときに使用します。
“=”を入れることで、「文字ではなく式や条件ですよ」よ宣言します。
“$C$4”は、セルのC4を示しています。
“$”は固定を意味しています。
“C”の前の”$”は、C列の固定。列を固定することを意味しています。
“4”の前の”$”は、4行目の固定。行を固定することを意味しています。
この場合は、行列ともに固定しているのでC4セル固定なります。
“:”は、「～（から）」という意味です。
“$C$9”については、”$C$4”と同様になります。
なので、C9セルの固定になります。
これらを全て合わせると、C4からC9までの範囲を指定します。
また、この範囲限定で動作するように範囲の固定がされています。
また、少しわかりにくいなと思った時は、適用先の範囲の部分をクリックしてみてください。
すると、適用範囲が緑色の点線で示されます。
現時点での条件が適用されている範囲を、確認することが出来ました。
条件適用範囲の変更
条件適用範囲の変更は、二つの方法があります。
セルを選択する方法と範囲を直接入力する方法です。
方法1：セルを選択する
<手順>
① 適用先の範囲をクリックする
② 範囲を全て消去する
③ 適用したい範囲の始めのセルをクリックする
④ マウスの左クリックを離さずに、適用したい範囲の終わりのセルまでドラッグする
⑤ 適用範囲が問題ないかかくにんする
以上が、方法1の手順になります。
方法2：範囲の直接入力
条件を適用したい範囲は、C4からC11セルの範囲になります。
この範囲になるように直接入力して、完了となります。
動作確認
適用範囲を変更したので、正常に動作するか確認します。
＜条件1＞「セルが空白時に色が付き、入力されたら色が消える」 ＜条件2＞「300分～500分」範囲外の数値はエラーとする
追加した二人分も、正常に動作していることが確認できました。
今後も追加される場合は、同様に進めてください。
またのご利用をお待ちしております。
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