在留カードとは?意外と知らない在留カードについてご紹介

みなさん、こんにちは。 べにかぷのマサヒロ(@JpPicnic)です。
 
「在留カード」という言葉は聞いたことはあるけど、よく分からないなんてことはありませんか?
私のように国際結婚の手続きをする際や外国人が長期的で滞在する際などは、必要になります。
この記事では、在留カードの基本的な部分紛失や更新時の手続きについて解説します。
 
まずは、、まとめ
在留カードとは何か?
外国人のが3ヶ月以上日本で暮らすための在留資格と在留期限を示す身分証明書。
 
更新時の対応
在留資格や住所変更などのカード情報の変更があった際や在留期限の更新時に、
出入国管理局や出張所で申請する。
 
紛失時の対応
「事実を知った日」または「海外で知った時は再入国の日」から14日以内に再交付申請が必要。
申請は、出入国管理局や出張所で行う。
※再入国の日とは、日本に入国した日。パスポートにスタンプが押され日のこと。

在留カードとは?

在留カードとは、外国人の方が3ヶ月以上日本で暮らすための在留資格を持っている場合に、
発行されるカードです。
3ヶ月以上の在留資格というのは、日本企業に勤める、留学、技能実習生、国際結婚など
日本ですと現時点で29種類あります。
資格の中には、留学や国際結婚などのように就労できないものと、
会社で就労ができるものがあります。
就労できる在留資格は、19種類となっています。
 
ただし、例外として資格外活動としての許可申請を行うと、
週28時間以内であれば就労が可能になります。
学生がアルバイトをすことは、可能ということになります。

在留カードの発行

3ヶ月以上の在留資格を取得できた方は、基本的には日本に入国した際の空港で発行されます。
2023年時点では、以下の空港で発行されます。
💡
発行される空港
  • 成田空港
  • 羽田空港
  • 中部国際空港
  • 関西国際空港
  • 新千歳空港
  • 広島空港
  • 福岡空港
 
ここ以外の場所から入国することもありますよね。
例えば、違う空港や船で入ることもあると思います。
そんな時は、後日、市町村役場で住民登録をしてから約10日ほどで、
登録した住所に送付されます。
もし、10日過ぎてもカードが届かない場合は、
必ず最寄りも入国管理局に問い合わせてください。

在留カードが必要な場面は?

日本で生活している外国人の方は、パスポートの携帯義務があります。
ただし、在留カードを取得している場合は、パスポートの携帯義務が免除されます。
ということで、在留カードはパスポートに代わり、必ず携帯しなければなりません。
 
もし、警察官などに提示を求められた場合は、提示する必要があります。
この時、携帯していないと20万円以下の罰金になるので気をつけてください。
 
その他、日本人で言うところの運転免許証やマイナンバーカードのような、
身分証明書としても使用できます。
このため、銀行口座や携帯電話などの契約時に求められます。
余談ですが、私がベトナムで生活している場合も同じでした。
私の場合は、就労ビザを持っていたので在留カードのような物を持っていました。

在留カードの記載内容

表面

裏面

 
在留カードの記載内容は、以下のようになっている。
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在留カードの記載内容(表面) ・証明写真 ・氏名 ・生年月日 ・性別 ・国籍 ・住所 ・在留資格 ・就労の有無 ・在留期間 ・在留カード番号
在留カードの裏面は、住所変更があった場合に、
「届出年月日」、「住所」、「届出を出した市区町村」が記載されます。
運転免許証の住所変更と同じですね。
また、在留カードの更新や変更中で、審査期間の場合である「特例期間」の場合があります。
この場合は、カードの裏面の在留期間更新等許可申請欄」に申請中であることが書かれます。

在留カードの更新・変更

更新手続きは、在留期限から前3ヶ月以内に更新の手続きをする必要があります。
申請先は、居住地を管轄する地方出入国在留管理官署になります。
また、2024年1月からオンライン申請も可能になります。
 
変更手続きの場合は、住所変更とそれ以外で異なります。
住所変更の場合は、住居地を定めてから14日以内に住居地の市区町村役所で申請になります。
住所以外の記載内容の変更は、地方出入国在留管理官署に申請になります。
変更についても、14日以内に届出を出す必要があります。

在留カードの再交付

もし、在留カードを紛失してしまったら、再交付をしてください。
在留カードの紛失を知った日から14日以内に紛失届を行い、再交付を受けるようにします。
この時、警察署等で発行された「遺失物証明書」や「盗難届出証明書」が必要になります。
紛失に気がついたら、すぐに警察や交番へ行きましょう。
ただし、海外に出てから紛失に気がついた場合は、日本に再入国した日から14日以内となります。
パスポートのスタンプが重要になるので、スタンプは必ずもらってください。
 
紛失による在留カードの再発行には、特に手数料はかかりません。
また、紛失・汚損(汚れた場合)は、どちらも手数料はかかりません。

在留カードの失効

在留カード自体が失効しているかを確認することができます。
 
そして、残念ながら在留カードを悪用する人たちもいます。
偽造カードもありますので、番号の確認は必要になってきます。
現在は、見た目でも違いがわかるようになってきていますが、
最終確認という意味でも番号の確認をしてください。

まとめ

最後に、もう一度まとめておきましょう。
まとめ
在留カードとは何か?
外国人のが3ヶ月以上日本で暮らすための在留資格と在留期限を示す身分証明書。
 
更新時の対応
在留資格や住所変更などのカード情報の変更があった際や在留期限の更新時に、
出入国管理局や出張所で申請する。
 
紛失時の対応
「事実を知った日」または「海外で知った時は再入国の日」から14日以内に再交付申請が必要。
申請は、出入国管理局や出張所で行う。
※再入国の日とは、日本に入国した日。パスポートにスタンプが押され日のこと。
 
大切な証明書なので、取り扱いには注意してください。
 
余談ですが、私の彼女は2回も在留カードを入れた財布を紛失して、大変な騒ぎになりました。
行った店や駅に電話しまくって、なんとか見つけれらました。
見つけてくださった方には、本当に感謝しています。
こんなことが無いように、皆さんは気をつけてくださいね。
 
では、またどこかで。