ベトナムをもっと知りたい!新暦と旧暦の違いはわかりますか?

最近、1年が早くすぎますよね。
年齢のせいですかね。
毎日を大切にしたい、今日この頃です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、暦についてです。
ビジネスでは、ほとんどの場合、
日本もベトナムも新暦を使用しています。
しかし、ベトナムでは、旧暦の祝祭日を使用している部分があります。
たまに、祖母が「旧盆」というワードを出していたので、
聞いたことがあるなと思ったくらいでした。
中国やベトナムで生活をし始めてから、
初めて「旧暦」について知る事ができました。
それって、何が違うのよって感じですよね・・・。
なんとなく、違うことは分かれるのですが、
説明しようとすると、分からなくなるんですよね。
ということで、旧暦を理解すればベトナムの祝祭日もわかる。
結果、ベトナムを深く知る事ができます。
結論からいますと、
「新暦」:地球が太陽の周りを1周する時間
1年365日、4年に1度、閏(うるう)年があり366日
「旧暦」:月の満ち欠けの周期がもとになっている。
1年354日、3年に1度、閏(うるう)月があり1年13ヶ月
◎目次
暦について

「暦」といっても、大きく分けて三種類あります。
1. 太陽の動きをもとにした「太陽暦」
2. 月の満ち欠けをもとにした「太陰暦」
3. メインは「太陰暦」でそこに「太陽暦」を加えたもの「太陰太陽暦」
現在、日本では「新暦」が用いられています。
この「新暦」というのは、正確には1番の「太陽暦」です。
太陽暦

この太陽暦には、「ユリウス暦」や「グレゴリオ暦」があります。
「太陽暦」は、エジプトから歴史が始まっています。
その後、今までローマ共和国で使用していた「太陰太陽暦」
(ローマ暦と呼ばれていた)に代わり、
カエサルによって「太陽暦」が導入されたので、
「ユリウス暦」と呼ばれました。
その後、「ユリウス暦」を補正したものをローマ教皇グレゴリウス13世により制定されました。
これを「グレゴリオ暦」と呼ばれ、世界中に普及しました。
1年365日、12ヶ月に分けます。
4年に1度、ずれを補正するために閏年として1日多くなり、366日となります。
太陰暦

単純に「太陰暦」というと、
現在、中国やベトナムで採用されている暦が出ますが、
正確には「太陰太陽暦」である。
現在は「太陰暦」として使用しているところは、ほとんどありません。
今でも残っているとすると、イスラム圏になります。
基本的には、月の満ち欠けがを用いて「暦」としています。
この暦は長期的にみると、月と季節のずれが大きいという欠点があります。
例えば、今年は春なのに、10年程前は秋ということになっている。
1年354日、12ヶ月となっています。
太陰太陽暦

「太陰暦」の欠点を補うために作られたのが、「太陰太陽暦」です。
これが、中国やベトナムで主とされている暦になります。
基本は「太陰暦」なので、1年354日から「太陽暦」から考えると、11日短い。
このため、3年で1ヶ月ずれていく。
このまま放置して進めていくと、どんどんずれが大きくなり、季節と合わなくなる。
このずれを少なくするために、3年に一度閏月として1年を13ヶ月としています。
季節とのずれ
昔からある行事というのは、日本が「新暦」制定する前のものが多いです。
「新暦」と「旧暦」では、約1ヶ月程度ずれがあります。
例えば、桃の節句はもとは旧暦の3月3日、新暦(2020年の場合)3月26日となります。
そうなると桜が咲くころの行事なので、桃の節句となります。
その他にも、七夕や中秋節(十五夜)についても「旧暦」で作られているので、
現在の感覚と合わなくなります。
私もよくなんでかな?と思っていた頃がありました。
日本にずっといたら、分からなかったかもしれませんね。
まとめ
「新暦」と「旧暦」の違いは、お分かり頂けましたでしょうか。
イメージだけでも、掴んで頂ければと思います。
もう少し詳しく知りたい場合は、こちらの本はいかがでしょうか。
細かく「暦」について書かれています。
日本の暦についてですが、読みやすくわかりやすい内容です。
最後に、もう一度まとめます。
「新暦」:太陽暦
地球が太陽の周りを1周する時間
1年365日、4年に1度、閏(うるう)年があり366日
「旧暦」:太陰太陽暦
月の満ち欠けの周きが基になっている。
1年354日、3年に1度、閏(うるう)月があり1年13ヶ月
日本でも「旧暦」を大切にして、生きていたいなと思いました。
そして、季節を感じながらおいしい食べ物をたくさん食べたいと思います。
皆さんも、この機会に季節に触れに行ってはいかがでしょうか。
では、また。